この業種で起きる共有課題
物流の提案LPには、クライアントの現状課題(欠品率・誤配率・倉庫稼働状況など)をヒアリングして書き込んだ数字が入ることがある。このデータは相手企業の機密情報であり、第三者に渡ると信頼関係が崩れる。URLを転送されたり、Slackのプレビューで社外ユーザーに表示されたりするリスクがあるため、必ず認証を設定してから送るべきだ。
PCとスマホで表示確認する際、特に物流会社の提案LPで問題になりやすいのが数値比較の表だ。横に長い表はスマホでスクロールが必要になるが、スクロール可能だと気づかれないまま「数字が見えない」と思われてしまうケースがある。送付前にiPhoneの実機で表部分が正しく横スクロールまたはレスポンシブ表示されるかを確認しておこう。
- 相手がログインなしで開ける状態か確認する
- PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
- 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
- レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく
共有前に隠すべき情報
提案LP内に「既存クライアントのA社では月間配送コストを18%削減」などの実績を記載している場合、A社の許諾がなければ固有名詞を出してはいけない。「食品メーカー・関東圏・2024年実績」のように業種・エリア・期間で表現し直すだけで情報漏えいリスクを大幅に下げられる。
見積もりの計算ロジックや原価構造をLPにそのまま掲載しているケースは危険だ。「基本料+個数×単価」の計算式や、距離帯ごとの係数が見えると、競合が逆算して下回る価格を提示できてしまう。クライアントに伝えるべきは最終的な提案金額と削減メリットだけにし、計算過程は別の説明資料として対面でのみ開示する運用を推奨する。
おすすめ認証方式
大手クライアント向けの個別提案LPには、担当者のメールアドレスを指定したメール認証が適している。開封日時が記録されるため、「先方が確認済みかどうか」を確認する電話を掛けるタイミングの判断に使える。特に締切が迫った入札案件では、この閲覧ログが営業活動のペースメーカーになる。
中小クライアントや複数担当者が閲覧する案件では、パスワード認証が運用しやすい。パスワードは案件番号ベースで作ると管理しやすく、提案が終わったタイミングで期限を切れば古い価格情報が残り続けるリスクも消せる。有効期限は入札日の翌日に設定するのがシンプルで合理的だ。
- 誰でも見てよい: URL共有のみでもよいが、検索除外は確認する
- 特定の相手だけ: パスワードまたはメール認証を使う
- 会社内だけ: 会社ドメイン認証を検討する
- 短期レビュー: 期限を設定して古いURLを残さない
送付文面とレビュー回収
提案LPを送るメールには「①コスト削減のシナリオ ②導入スケジュール ③不明点の質問」の3点にフォーカスした確認依頼を書く。先方の物流担当者は日々オペレーションに追われているため、確認してほしいポイントを絞り込まないと返信が後回しにされやすい。
LP内容を更新した場合はギガサイト便の差し替え機能を活用し、同じURLのまま最新版を反映する。メールで「LP更新しました」と一言送るだけでよく、先方がブックマークしたURLが古いままになる心配がない。最終版を固定する日時を決めて先方にも伝えておくと、レビューサイクルが締まりやすくなる。
- 確認してほしい観点を3つ以内に絞る
- 期限と返信先を明記する
- 修正後も同じURLで見られるか伝える
- 最終版と途中版が混ざらないようタイトルを付ける
よくある質問
提案LPをクライアントの社内で購買部門と物流部門の両方に回覧させたい場合、認証はどう設定しますか?
回覧が必要な担当者のメールアドレスをすべて許可リストに登録するか、部門共通のパスワードを設定してください。閲覧ログはアドレスごとに記録されるので、誰が確認済みかも把握できます。
入札の締切後にクライアントから「もう一度確認したい」と言われました。期限切れURLはどう対処すればよいですか?
管理画面から有効期限を延長するだけで対応できます。内容の更新が不要なら1分以内に対応できるため、先方を待たせることなく再閲覧を許可できます。
AIで生成した提案LPに会社のロゴや著作権表示がない場合、送付して問題ありませんか?
法的義務はありませんが、「非公式草案」と誤認されるリスクがあります。フッターに会社名・作成日・「本資料は限定共有のため転用禁止」の一文を入れておくだけで、資料の位置づけが明確になります。