この業種で起きる共有課題
イベント制作のデモページには照明・映像・音響のビジョナリーコンセプトが凝縮されており、競合制作会社に事前に見られると差別化要素が失われます。見込み客がデモURLをSNSで「こんな面白い提案が来た」と投稿してしまうケースも実際に起きており、URL共有時に「社外非公開でお願いします」と一言添えるだけでなく、認証設定で技術的にも防御することが重要です。
デモページを複数の見込み客に送る場合、各クライアント向けにカスタマイズした演出イメージを含む場合があります。誤って別クライアント向けのデモを送ってしまうと、「自社向けに特別に作ったもの」という期待感を損ないます。ファイル名や発行URLにクライアント識別子を含める命名ルールを徹底してください。
- 相手がログインなしで開ける状態か確認する
- PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
- 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
- レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく
共有前に隠すべき情報
デモページに過去イベントの映像・写真を使用している場合は、その素材に対する肖像権・著作権の処理状況を確認してください。見込み客が「このビジュアル素材を自社イベントにも使えますか?」と尋ねた際に権利問題が発生しないよう、素材の出典と使用条件をメモしておくことを推奨します。
デモページに仮の価格レンジや予算感を表示している場合、それが正式な見積もりではないことをページ内に明記してください。HTMLのコメントに「内部見積もり:〇〇万円」のような実コストが残っていないか確認し、クライアントが予期せず内部情報にアクセスしてしまう状況を防いでください。
おすすめ認証方式
大手企業への提案コンペでは、クライアントの購買担当・企画担当・役員の3名程度が確認することが多いため、それぞれのメールアドレスを個別登録するメール認証が適切です。誰がいつアクセスしたかのログが残るため、役員が確認したタイミングで営業フォローコールを入れるという戦略的な活用もできます。
中小企業の担当者1〜2名に対してデモを見せる場合は、シンプルにパスワードを設定してメールで伝えるだけで十分です。ただしパスワードはクライアントごとに変えることを徹底してください。全クライアントに同じパスワードを使い回すと、1社から漏洩した時点で全案件に影響が出ます。
- 誰でも見てよい: URL共有のみでもよいが、検索除外は確認する
- 特定の相手だけ: パスワードまたはメール認証を使う
- 会社内だけ: 会社ドメイン認証を検討する
- 短期レビュー: 期限を設定して古いURLを残さない
送付文面とレビュー回収
デモページの送付メールには「デモをご覧になった後、次の3点についてご意見をお聞かせいただけますか。①演出の方向性がご要望と合っているか、②ブランドイメージとの整合性、③加えてほしいシーン・削りたいシーン」と記載します。感覚的なデモほど確認観点を具体化することが、的確なフィードバックを引き出す鍵です。
見込み客からのフィードバックを受け取ったら、次回の打ち合わせ設定の前にデモの修正版を同じURLで差し替えて「先ほどご指摘いただいた〇〇の部分を更新しました」と返信すると、レスポンスの速さが信頼感につながります。提案から受注までの期間短縮に直接効果があります。
- 確認してほしい観点を3つ以内に絞る
- 期限と返信先を明記する
- 修正後も同じURLで見られるか伝える
- 最終版と途中版が混ざらないようタイトルを付ける
よくある質問
見込み客がデモを見てすぐに「他社にも比較検討として見せたい」と言ってきた場合、どう断ればよいですか?
「このデモは御社専用にカスタマイズした内容のため、守秘義務の観点から第三者への開示はご遠慮いただいています」と丁寧に伝えてください。メール認証で制御しているため、登録外のアドレスからは物理的にアクセスできません。
デモを見た見込み客から「社内稟議のためにPDFに変換して送ってほしい」と言われた場合は?
ブラウザの印刷機能でPDF変換は可能ですが、インタラクティブな要素(動画・アニメーション)は再現されません。社内稟議用にはスクリーンショットをまとめた静止画PDFを別途作成して提供する方法が現実的です。
デモページの閲覧期限を提案締切日に設定することはできますか?
ギガサイト便で公開期限を日時単位で設定できます。提案締切日の翌日にURLが自動失効するよう設定することで、締切後の閲覧継続による情報残留リスクを防げます。