アーキ図を社内確認するときの前提
アーキテクチャ図には、利用しているサービス構成や内部の通信経路など、外に出すと困る情報が含まれることがあります。安易に誰でも見られるリンクにすると、設計情報が漏れるリスクがあります。
一方で、設計レビューはスピードが大事です。閲覧者を絞りつつ、URLを送るだけですぐ見てもらえる仕組みがあると、レビューの回転が速くなります。認証付きの一時URLはこの両立に向いています。
DiagramGPTの図をHTML化する
Eraserで生成・調整した図は画像やPDFとして書き出せます。Webで確認してもらうなら、書き出した図の画像を表示するHTMLにまとめると、拡大やスクロールがしやすくなります。
複数の図(全体構成図、シーケンス図など)をまとめて見せたい場合は、画像をZIPにまとめてアップロードすると、1つのページに整理して公開できます。各図の前に役割や前提条件をテキストで添えると、レビューしやすくなります。
アーキテクチャ図は専門用語や略語が多く、前提知識がないと読み解きにくいものです。図の近くに登場するコンポーネントの説明や、想定しているリクエストの流れを一言添えておくと、レビュアーが本質的な指摘に集中できます。コードのリポジトリやチケットへの参照を文中に書く場合は、社外秘の情報が混ざらないよう注意しましょう。
AI生成HTMLを共有する前の安全チェック
Eraser(DiagramGPT)で作った図を共有では、AIツールの画面上で完成して見えても、共有用HTMLとして安全とは限りません。外部script、form送信先、APIキーらしき文字列、画像パス、ダミーデータではない個人情報を分けて確認します。
ツールの書き出し形式や共有機能は時期・プラン・作り方で変わります。この記事では特定機能の有無を断定せず、静的HTMLやZIPとして取り出せた成果物を安全に見せる前提で進めます。安全チェックが終わったら、HTMLまたはZIPをアップロードし、必要に応じて認証と期限を付けたURLとして共有します。
- 外部送信: form action、fetch、script src、iframeの向き先を確認する
- 秘密情報: APIキー、トークン、社内URL、顧客名が残っていないか検索する
- 表示再現: 画像・CSS・フォントが公開URLでも読み込めるか見る
- 共有設定: 相手、期限、認証方式、差し替え時の連絡方法を決める
認証付きURLで社内確認する手順
図が用意できたら、社内向けに認証付きのURLを発行します。同じ会社のメンバーに広く見せるなら会社ドメイン認証、特定の数人ならパスワードやメール認証が向いています。
- Eraserから図を画像で書き出す
- 複数の図と説明を1つのHTML(必要ならZIP)にまとめる
- ギガサイト便のトップにドロップしてURLを発行する
- 会社ドメイン認証やパスワードなど社内向けの認証を設定する
- 公開期限を設定し、レビュー依頼とともにURLを送る
設計変更にあわせて差し替える
レビューを受けて構成を変えたら、Eraserで図を作り直し、同じURLのファイルを差し替えます。リンクは変わらないので、レビュアーは最初のURLを開き直すだけで更新後の設計を確認できます。
アクセスログで誰がいつ確認したかを把握でき、レビューの承認状況を追えます。設計の合意形成を進めるうえで便利です。
設計情報を守るための認証併用
一時公開ページにはnoindexが付くため、設計図が検索結果に出る心配は減ります。ただしnoindexはアクセス制御ではないので、URLが漏れれば第三者でも閲覧できてしまいます。
アーキテクチャ図のように機密性の高い内容は、認証を必ず併用してください。レビューが終わる頃に公開期限が切れるよう設定しておくと、図の消し忘れも防げます。社内向けでも、見せる範囲に応じて会社ドメイン認証と個別のメール認証を使い分けると、必要十分なアクセス制御になります。
よくある質問
複数のアーキ図をまとめて見せられますか。
画像をZIPにまとめてアップロードすれば、1つのページに複数の図を整理して公開できます。図ごとに説明を添えると分かりやすくなります。
設計情報の漏えいが心配です。
会社ドメイン認証やパスワードなどの認証を併用すれば、URLを知っただけでは開けません。機密性の高い図には認証の設定をおすすめします。
構成を変更したら図を作り直しますか。
Eraserで作り直し、同じURLのファイルを差し替えれば反映されます。レビュアーは最初のリンクから最新版を確認できます。
レビューの承認状況を追えますか。
アクセスログで誰がいつ閲覧したかを確認できるので、承認や確認の進み具合を把握できます。
AIツールで作ったHTMLはそのまま共有しても安全ですか?
そのまま共有せず、外部送信先、フォーム、APIキー、社内URL、画像パスを確認してからURL化します。ツールの共有機能や書き出し仕様は変わるため、最新画面も確認してください。