事前準備
HTMLをアップロードする前に、価格・プラン名・期間・連絡先電話番号などの固定値を最新の営業資料(SalesforceやNotionで管理されているものなど)と照合します。制作工程でプランが変更されているにもかかわらずHTMLが更新されていない場合、営業担当者が誤情報を顧客に伝えてしまうリスクがあります。
スマホ表示の確認はDevToolsのエミュレーターだけでなく、実機(iOS/Androidの両方)で行います。フォームのinputタイプが `type="text"` のままだと、スマホで数字入力の際に文字列キーボードが出てしまい、電話番号フィールドの入力体験が悪くなるといった細かい問題は実機でしか気づけません。
- 相手がログインなしで開ける状態か確認する
- PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
- 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
- レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく
確認観点
HTMLに含まれる外部フォームのaction URLが本番の受付エンドポイントを指しているか確認します。テスト環境のURLがそのまま残っていると、営業担当者がデモ中にフォームを送信した場合に本番のCRMにデータが入らず、リードが取りこぼされます。また、フォーム送信後のサンクスページ遷移も実際に通して確認します。
HTMLソース内に競合他社の名前・価格・スペックを記述した比較表が含まれている場合、最新の市場情報と乖離がないか営業リーダーに確認を取ります。競合情報は更新頻度が高いため、資料作成時点では正確でも公開時には古くなっているケースがあります。「○○社比較」のような箇所は更新日を明記するか、定期的な見直しプロセスを設けることを検討します。
- HTML内の外部script・form action・iframeを確認する
- APIキーやトークンらしき文字列がないか検索する
- 画像・CSS・JSのパスが公開後も解決できるか見る
- noindexと認証を混同せず、必要なら両方設定する
NG例
営業レビューで最もよくあるNGは、ランディングページのCTAボタンテキストが「お問い合わせはこちら」のような汎用文言のままの状態で共有することです。営業担当者から「もっと具体的な言葉にしてほしい」という指摘が必ず出るため、「30日間無料で試す」「担当者に直接相談する」のような行動を明確にしたコピーを入れてから共有します。
もうひとつのNGは、まだ未確定の情報(発売日・価格・機能名)がプレースホルダーのまま残っている状態での共有です。「TBD」「○○予定」といったテキストが残ったHTMLを見た営業担当者が、そのまま顧客に見せてしまうという事故が実際に起きています。未確定箇所は管理画面のメモに書いておくか、HTMLに目立つ「非公開・要更新」のウォーターマークを入れてから共有します。
修正後の再共有
営業チームへの再共有は「変更点リスト+変更した理由」を添えて送ると、担当者が変更内容の意図を理解でき、顧客説明に活かしやすくなります。単純にURLを更新して「直しました」とだけ送ると、担当者が何が変わったかわからず全体を見直す手間が生じます。
複数の営業担当者からそれぞれ指摘が届いた場合は、矛盾する指摘がないか整理してから対応します。「Aさんはコピーを長くしてほしいと言い、Bさんは短くしてほしいと言っている」という状況では、どちらの意見を採用したか・なぜそうしたかを共有することで納得感のある決着ができます。
よくある質問
営業担当者ではなく営業リーダーだけに先に見せるべきですか?
チームの規模によりますが、まず営業リーダーに共有して大きな方向性の確認を取り、その後チーム全体に展開する2段階レビューが効率的です。全員に一度に共有すると矛盾する指摘が多く集まりすぎる場合があります。
競合比較表が含まれるHTMLは認証を必須にすべきですか?
競合他社の情報を含む資料は社外秘扱いが基本です。少なくともパスワード認証を設定し、URLが外部に転送されても内容を見られないようにすることを強くお勧めします。
営業担当者が外出先のタブレットで確認する場合、認証が通らないことはありますか?
会社ドメイン認証を使う場合、社外のネットワークでも会社メールアドレスで認証できます。ただしメール受信に時間がかかる場合があるため、事前に認証フローを自分のスマホで通しておくと当日の混乱を防げます。