準備するもの
チェックリストの冒頭に「依存ファイルが全てHTML内のパスで正しく参照されているか」を置く。ローカルのC:/Users/〜のような絶対パスが1行でも残っていると、共有先では画像やスタイルがすべて表示されない。テキストエディタで「file:///」を全文検索して0件であることを確認してからアップロードする。
ZIPで渡す場合はZIPのルート直下にindex.htmlが来るように圧縮する。フォルダをそのまま圧縮すると「projectname/index.html」という階層になり、ギガサイト便がエントリーポイントを見つけられないケースがある。圧縮前にフォルダの中身を選択してZIPにする操作が必要だ。
チェックリストの最後の準備項目として「レビュアーの連絡先と確認完了予定日」を書き留めておく。これを決めないまま発行すると期限設定が「とりあえず2週間」になりがちで、用が済んだ後もURLが生き続けるリスクが高まる。
- 相手がログインなしで開ける状態か確認する
- PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
- 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
- レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく
実際の手順
ファイル準備が完了したらギガサイト便を開き、アップロードウィンドウにファイルをドロップする。アップロード中はプログレスバーが表示されるので、完了するまでブラウザのタブを閉じないよう注意。大きなZIPファイル(50MB超)は完了まで数十秒かかることがある。
URLが発行されたら、自分でそのURLを別ブラウザ(シークレットモード)で開いて認証画面が正しく出るか・ページが意図通り表示されるかを確認する。この自己確認を省くと「パスワードを設定したのにパスワード画面が出ない」「ZIPの解凍に失敗していてエラーページになっている」などのトラブルをレビュアーに指摘されるまで気づけない。
URL・パスワード(あれば)・確認してほしいポイント・有効期限を1つのメッセージにまとめてレビュアーに送信する。パスワードは別の手段で送る場合はその旨も明記する。送信後はメッセージを下書きに残しておくと、別のレビュアーに送る際のテンプレートとして流用できる。
失敗しやすい点
「チェックリストを作った」こと自体に満足して実際に使わなくなるパターンがある。チェックリストは毎回の共有作業のそばに置いて参照する習慣が必要で、NotionやConfluenceに貼って毎回リンクを開く、もしくはプロジェクト管理ツールのテンプレートに埋め込む方法が継続しやすい。
同一プロジェクト内で複数のHTMLページをそれぞれ別URLで共有し始めると管理が煩雑になる。ページ数が多い場合はトップページのindex.htmlから各ページにリンクを張った状態でZIPにまとめて1URLで共有する方が管理コストが低い。
レビュー完了のチェックを入れずにURLを放置するパターンが最も多い失敗例だ。チェックリストの最終行に「有効期限をレビュー完了日以降に更新または失効処理したか」を必ず入れ、作業完了の定義を明確にしておく。
テンプレ文面
【レビュー依頼】〇〇プロジェクト・〇〇ページ確認用URLをお送りします。確認いただきたいポイント:①フォントの表示(Macとそれ以外のOSでの見え方の差異) ②ボタンのhoverエフェクト。URLの有効期限は〇日です。フィードバックはこのスレッドにご返信ください。URL:[プレビューURL]
確認ポイントをナンバリングしているのは、フィードバックを「①について〜」「②については問題なし」と返しやすくするためだ。番号なしで箇条書きにするより回答が整理されやすく、後から修正対応の完了確認をするときにも便利だ。
よくある質問
チェックリストはプロジェクトごとに作り直す必要がありますか?
基本の項目は使い回せます。プロジェクト固有の確認項目(特定ブラウザの動作確認など)だけを追記する形にすると、管理コストを最小化しつつ漏れを防げます。
複数人が同時にURLをレビューすることはできますか?
可能です。認証設定によっては同時アクセス数の制限はありません。ただし差し替えアップロードをすると全員が最新版を見るため、差し替えのタイミングをSlackなどで周知してから行うとレビュー混乱を防げます。
レビュアーがスマホから開いたときにパスワード入力画面が使いづらいと言われました。対策はありますか?
パスワードを短く覚えやすい文字列にするか、メール認証に切り替えると入力の手間が減ります。事前に「パスワードは半角英数6文字です」と伝えるだけでも入力ミスを減らせます。