パスワード付きZIPをメールで送るやり方
ファイルをZIPにしてパスワードをかけ、メールに添付し、続けて別のメールでパスワードを送る。この一連の流れは、相手の環境を選ばず手早くできるため、長く使われてきました。受け取る側も特別な準備なくZIPを展開できます。
シンプルで分かりやすく、追加のサービス契約も不要なため、いまも多くの現場で残っています。一方で、近年はこの方法の弱点が指摘され、見直す動きが広がっています。
PPAPと呼ばれる方法の課題
本文とパスワードを同じメール経路で送ると、その経路が漏れた場合に両方が一緒に渡ってしまい、暗号化の意味が薄れます。宛先を間違えて送信すると、ZIPもパスワードも誤った相手に届きます。
また、パスワード付きZIPは中身をウイルス対策ソフトが検査しにくく、危険なファイルを見逃す一因にもなります。さらにスマホやブラウザでは展開しにくいことがあり、受け取った相手が開けずに困る場面もあります。
そして添付したZIPは送信後に内容を差し替えられず、間違いに気づいても送り直すしかありません。これらの理由から、別の共有方法への移行が検討されています。
結論:この用途ならどちらを選ぶべきか
パスワード付きZIP メールで迷うときは、まず「本番公開したい」のか「確認用に短期間だけ見せたい」のかを分けます。前者はホスティングや開発基盤の比較、後者は認証・期限・差し替え・相手の開きやすさの比較になります。
パスワード付きZIPをメールで送る方法との判断では、機能名だけでなく、レビュー相手がアカウント作成なしで開けるか、共有後に古いURLが残らないか、修正後も同じURLで確認してもらえるかを見ます。比較して迷う場合は、まずレビュー用途か本番公開用途かを分けます。確認用なら、認証・期限・同じURLでの差し替えをまとめて扱える共有サービスで小さく試すのが安全です。
- 本番公開向き: 独自ドメイン、CI/CD、ソース管理、長期運用を重視する
- レビュー共有向き: 認証、期限、差し替え、非エンジニアへの渡しやすさを重視する
- 避けたいケース: 機密情報を含むHTMLを、認証なしの公開URLに置く
- 確認すること: 料金、公開範囲、URLの寿命、削除・差し替え手順、相手側の閲覧条件
ギガサイト便の認証付きURL共有
ギガサイト便は、HTMLファイルやCSS・JS・画像を含むZIPをトップにドロップすると認証付きの共有URLが発行されるサービスです。ファイルそのものをメールに添付するのではなく、〇〇.giga-site.com のURLを渡す形になります。
HTTPSは自動で、CDNのエッジ配信により表示も速くなります。パスワードを別送して相手にZIPを展開してもらうのではなく、認証を通った人だけがブラウザで中身を見られる仕組みです。
認証付きURLで安全に渡す手順
パスワード付きZIPの代わりに、認証付きURLで渡すときの基本的な流れは次のとおりです。
- 共有したいファイルやサイトを用意する
- ギガサイト便のトップにHTMLまたはZIPをドロップする
- URLのみ・パスワード・メール認証・会社ドメイン認証から方式を選ぶ
- 公開期限を必要な日数に合わせて設定する
- 発行されたURLを相手にメールやチャットで送る
認証方式と期限で渡し方を選ぶ
ギガサイト便の認証はURLのみ・パスワード・メール認証(ワンタイムコード)・会社ドメイン認証の4種類です。メール認証なら、その人のメールアドレスに届くワンタイムコードで本人確認でき、宛先違いのリスクを下げられます。会社ドメイン認証なら相手企業のドメインだけに絞れます。
公開期限を設定すれば、期限が切れた後は自動的に閲覧できなくなります。無料プランの公開期限は最長7日です。一時公開ページにはnoindexが付くため検索結果には出ませんが、noindexはアクセス制御ではないので、機密性の高い内容には必ず認証を併用してください。
送った後の修正や確認のしやすさ
パスワード付きZIPは送ってしまうと差し替えられませんが、ギガサイト便は同じURLのままファイルを差し替えられます。誤った内容を送ってしまっても、URLを変えずに正しいものに置き換えられます。
アクセスログで誰がいつ開いたかを確認できるため、相手が受け取って中身を見たかどうかも把握できます。メールで届いたか分からないまま不安になる、という状況を減らせます。
よくある質問
パスワード付きZIPのどこが問題なのですか?
本文とパスワードを同じメール経路で送ると漏えい時に両方渡ってしまう点、誤送信で両方が誤った相手に届く点、ウイルス検査がしにくい点、送信後に差し替えできない点などが課題です。これらを避けたい場合に認証付きURLが選ばれます。
ギガサイト便ならパスワード別送は不要ですか?
メール認証を使えば、相手のメールアドレスに届くワンタイムコードで本人確認できるため、パスワードを別送する運用そのものを置き換えられます。用途に応じてパスワード認証や会社ドメイン認証も選べます。
間違った内容を送ってしまったら直せますか?
ギガサイト便は同じURLのままファイルを差し替えられるため、誤った内容を送っても正しいものに置き換えられます。パスワード付きZIPの添付と違い、送り直しが不要です。
相手がZIPを開けない問題は解消できますか?
ギガサイト便はブラウザでURLを開く形なので、相手はZIPを展開する必要がありません。スマホやブラウザで展開しにくいといった、添付ZIP特有の開けない問題を避けられます。
結局、レビュー用途ならどの方法を選ぶべきですか?
公開後も長く運用するなら本番向けホスティング、短期間の確認なら認証・期限・差し替えが簡単な共有サービスを選びます。相手が非エンジニアの場合は、アカウント作成なしで開けることも重要です。