よくある原因
チェックリストを実行する前に、日本語フォルダ名の問題が起きやすい状況を把握しておきましょう。最も多いのはWindowsのエクスプローラーで右クリック→「圧縮」で作ったZIPをLinuxサーバー(ギガサイト便含む)やmacOSで解凍するケースです。WindowsはShift_JISでエンコードしたZIPを作り、Linux側はUTF-8を期待するため不一致が生じます。
AI生成ツールがHTMLと一緒にフォルダ構造を提案する場合に、日本語フォルダ名がそのままスキャフォルドされることがあります。例えば「画像フォルダ」「スタイル」などの名前でAIが提案したフォルダをそのまま採用してZIPを作ると、文字化けリスクが高まります。
- 相手がログインなしで開ける状態か確認する
- PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
- 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
- レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく
自分側で確認すること
チェック1:ZIPを作成する前にフォルダ構造を確認し、日本語を含むフォルダ名・ファイル名が1つもないことを確かめます。macOSのTerminalでfindコマンドを実行すると英数字以外の文字を含むパスを一覧表示できます。
チェック2:ZIPを作成したらいったん別フォルダに解凍して、元の構造と一致するかを確認します。Windowsでは7-Zipの「解凍してテスト」機能を使うと、実際に展開せずにZIP内のエラーを検出できます。
- HTML内の外部script・form action・iframeを確認する
- APIキーやトークンらしき文字列がないか検索する
- 画像・CSS・JSのパスが公開後も解決できるか見る
- noindexと認証を混同せず、必要なら両方設定する
相手側で確認すること
受け取った側で文字化けが報告されたら、まず解凍ソフトを確認します。7-ZipまたはWinRAR(Windows)、The Unarchiver(macOS)を使って再解凍すると解消する場合があります。標準の解凍機能を使っていた場合はサードパーティツールへの切り替えを促してください。
解凍ソフトを変えても解消しない場合は、ZIPファイル自体の再送が必要です。その際に「フォルダ名を全て英字に変更した版を送ります」と伝えると、相手側でも対処が必要なくスムーズに解決します。
- HTML内の外部script・form action・iframeを確認する
- APIキーやトークンらしき文字列がないか検索する
- 画像・CSS・JSのパスが公開後も解決できるか見る
- noindexと認証を混同せず、必要なら両方設定する
再発防止の運用
プロジェクトの初期段階でフォルダ命名規則を決めて文書化します。「英字小文字・数字・ハイフンのみ許可」とする規則が最もシンプルです。Gitリポジトリに命名規則を明記しておくと、メンバーが増えても一貫したフォルダ名が保たれます。
ZIP作成を自動化する場合は、CircleCIやGitHub ActionsのZIP作成ステップでファイル名チェックを組み込み、日本語が含まれていたらビルドを失敗させると事前に気づけます。人手では見落としがちな問題を自動化で防ぐのが最も効果的です。
- HTML内の外部script・form action・iframeを確認する
- APIキーやトークンらしき文字列がないか検索する
- 画像・CSS・JSのパスが公開後も解決できるか見る
- noindexと認証を混同せず、必要なら両方設定する
よくある質問
日本語フォルダ名を英字に変更したとき、HTML内のパスも全て書き直す必要がありますか?
はい、HTMLのsrcやhrefに記述されたパスも同時に変更する必要があります。VSCodeの一括検索・置換で変換前後のパスを指定すると効率よく置き換えられます。
ギガサイト便は日本語ファイル名のZIPをアップロードできますか?
アップロード自体は受け付ける場合がありますが、サーバー上での展開時に文字化けが発生しHTMLからの参照がすべて404になるリスクがあります。英字ファイル名のみで構成したZIPの使用を強く推奨します。
チームメンバーが誤って日本語フォルダ名でZIPを作ってしまったことを検知する仕組みはありますか?
GitのprehookまたはGitHub ActionsでPR時にフォルダ・ファイル名のチェックスクリプトを走らせると自動検知できます。シェルスクリプトで非ASCII文字を検索して警告を出すだけでも抑止効果があります。