ZIP公開

クライアントレビュー前にZIPを点検するチェックリスト

クライアントにプレビューURLを渡す直前になって「ログインが必要だった」「スマホで崩れていた」「会社名が仮テキストのまま」といったミスが発覚すると、信頼を損ないやり直しコストも増える。このチェックリストを使えば、送信ボタンを押す前に5分で致命的な見落としを潰せる。

起きる症状

クライアントから「リンクを開いたら何も表示されない」と連絡が来るケースの多くは、認証設定を忘れて逆に「ログインしないと見えない」状態にしたか、あるいは全公開のつもりが意図せず認証を残した状態のどちらかだ。共有前にシークレットウィンドウで発行URLを開き、パスワード入力なしで閲覧できるか、またはパスワード付きで保護されているかを意図通りに確認する。

「PCでは問題ないのにスマホで文字が小さすぎる」という報告も頻発する。meta viewportタグが抜けているとモバイルブラウザが縮小表示するためだ。Chromeの開発者ツールでデバイスエミュレーション(iPhone SE相当)で確認し、文字が読めるサイズかタップ領域が十分かを見る。

  • 相手がログインなしで開ける状態か確認する
  • PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
  • 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
  • レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく

正しい構成

ZIP内のフォルダ構成は「ZIP直下にindex.html、画像はassets/フォルダ」が基本形だ。クライアントに渡す前にZIPの中身を再確認し、`__MACOSX`フォルダや`.DS_Store`が含まれていないか確認する。不要ファイルがあるとZIPサイズが増えるだけでなく、隠しファイルに作業中のメモが残っている場合に情報漏洩リスクになる。

CSSとJSは相対パスで参照されているか確認する。ローカル開発中に`/static/main.css`(ルート絶対パス)で書いていると、ZIPをプレビューURLで開いたときにスタイルが当たらない。`grep -r 'src="/' . --include='*.html'`でルート絶対パスの参照を洗い出し、`./static/main.css`のような相対パスに直してから再圧縮する。

  • ZIP直下または指定階層にindex.htmlがあるか確認する
  • 相対パスの画像・CSS・JSが同梱されているか見る
  • 不要な隠しファイルや作業ファイルを除く
  • 圧縮前のフォルダ名に日本語や空白を入れすぎない

圧縮前チェック

HTMLファイルを全文検索して「Lorem ipsum」「テスト」「仮」「XXX」「TODO」などの仮テキストが残っていないか確認する。`grep -ri 'lorem\|TODO\|仮テキスト' . --include='*.html'`で一括チェックできる。クライアントの社名や料金が未確定の状態でプレビューを渡すと、金額の誤解など取り返しのつかないトラブルになることがある。

フォームのaction属性やJSの送信処理が本番APIではなく開発環境のエンドポイントを向いていないか確認する。開発用のSlack webhookやDM先に問い合わせ内容が流れると、クライアントが気づかないまま情報が漏れる。プレビュー用ZIPではフォームを無効化(ボタンをdisabled)するか、送信先を自分のテスト用エンドポイントに差し替えておく。

  1. HTML内の外部script・form action・iframeを確認する
  2. APIキーやトークンらしき文字列がないか検索する
  3. 画像・CSS・JSのパスが公開後も解決できるか見る
  4. noindexと認証を混同せず、必要なら両方設定する

アップロード後確認

プレビューURLを発行した後、そのURLを別デバイス(スマホ)のシークレットブラウザで開き、トップページが3秒以内に表示されるか確認する。画像が重くてロードが遅い場合は、Chromeの開発者ツール→ネットワークタブで1MB超のリソースを特定し、WebPへ変換してZIPを差し替えアップロードする。

ギガサイト便の管理画面でプレビューの有効期限を確認し、クライアントのレビュー期間中は期限内に収まっているか確認する。期限が短いと「リンクが切れた」と連絡が来てやり直しになる。URLを送るメールには「このリンクは○月○日まで有効です」と期限を明記しておくと、クライアント側の混乱を防げる。

  1. HTML内の外部script・form action・iframeを確認する
  2. APIキーやトークンらしき文字列がないか検索する
  3. 画像・CSS・JSのパスが公開後も解決できるか見る
  4. noindexと認証を混同せず、必要なら両方設定する

レビュー依頼文に確認範囲を書く

ZIPを点検してURLを発行しても、依頼文が曖昧だとクライアントは何を見ればよいのか迷います。送る前に、今回は表示確認なのか、文言確認なのか、フォームやボタンの挙動確認なのかを短く指定します。

特にZIPプレビューでは、送信処理や外部API連携は本番と同じように動かないことがあります。動作しない前提の箇所は先に伝えておくと、「壊れているのか、まだ未実装なのか」という確認戻りを減らせます。

  • 確認してほしい画面やページを明記する
  • スマホ表示を見るか、PCだけでよいかを指定する
  • フォーム送信など未実装の動作は事前に伝える
  • 返信期限とフィードバックの返し先を添える

よくある質問

パスワード保護と認証なし公開を間違えないようにするには?

ギガサイト便のアップロード後に設定画面でアクセス制御の種別を必ず確認してください。URLを発行したらシークレットウィンドウで開いてログインを求められるかどうかを実際に試すのが最も確実な確認方法です。

仮テキストのまま送ってしまった場合、ZIPを差し替えて修正できますか?

ギガサイト便では同じプロジェクトに差し替えアップロードすることでURLを変えずにコンテンツを更新できます。差し替え後は再度プレビューURLを開いて仮テキストが消えたことを確認してからクライアントに通知してください。

外部フォントやCDN経由のJSをZIPに含めずに使っても問題ありませんか?

外部CDNは接続環境によって読み込みが遅れたり、将来的にURLが失効するリスクがあります。クライアントレビュー用であればCDN利用でも大きな問題はありませんが、フォントファイルをZIPに同梱すると環境差異なく確実に表示されます。

ZIPプレビューのURLを送るとき、依頼文には何を書けばよいですか?

確認範囲、見てほしい端末、未実装の動作、返信期限、フィードバック先を書きます。例として「PCとスマホでファーストビュー・文言・画像切れを確認してください。フォーム送信は未実装です。指摘はこのスレッドに金曜までにお願いします」と添えると迷いにくくなります。

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