ひとことで言うと
WebPはGoogleが開発した画像フォーマットで、非可逆圧縮(写真向け)と可逆圧縮(イラスト・透過画像向け)の両方に対応しています。同じ視覚品質でJPEGより約30%、PNGより約25%ファイルサイズを小さくできるため、画像が多いHTMLページの共有に最適です。
AIが生成するHTMLの画像がJPEGやPNGで出力されている場合、Squoosh(ブラウザ上で無料使用可能なGoogleのツール)でWebPに変換し、HTMLのsrc属性をWebPファイルに差し替えるだけで改善できます。変換時の品質設定は75〜85%が見た目と容量のバランスがよいです。
- 相手がログインなしで開ける状態か確認する
- PCとスマホで最低1回ずつ表示を確認する
- 内部情報・個人情報・不要な外部送信が残っていないか見る
- レビュー期限と修正時の差し替え方を決めておく
HTML共有で関係する場面
製品カタログや事例紹介のHTMLを社外の取引先に共有する場面を考えます。写真が20枚含まれていて各画像が平均400KBのJPEGなら合計8MB、これをWebPに変換すると5.5MB前後になります。モバイル回線での読み込み時間が体感で2〜3秒短縮され、「重くて開けない」という連絡を防げます。
HTMLの`<picture>`タグを使うと、WebP対応ブラウザにはWebPを、非対応ブラウザにはJPEGを自動で出し分けられます。`<source type="image/webp" srcset="photo.webp">`と`<img src="photo.jpg">`を組み合わせるだけで両方に対応できるため、古い端末を使う共有先がいる場合は安心です。
よくある誤解
「WebPはSafariで使えない」という情報は現在は古いです。Safariは14(macOS Big Sur以降、2020年リリース)からWebPに対応しており、現在市販されているMacとiPhoneでは問題なく表示されます。ただし企業支給のMacでOSアップデートが制限されている場合はSafari 13以前の可能性があり、その場合は`<picture>`での代替設定が必要です。
「アニメーション画像をWebPにすれば軽くなる」は正しいですが、アニメーションWebPはGIFと比べてプレーヤーの実装に差があります。特にSlackやLINEなど一部のSNSのプレビューでアニメーションが再生されない場合があります。共有URLをSNSでシェアする場合はアニメーションGIFの方が互換性が高いです。
安全に使うための注意点
WebPに変換した画像をHTMLと一緒に共有する際は、変換後のファイル名でHTMLのsrc属性が書き換わっているか確認してください。「画像ファイルをWebPに変換したが、HTMLのimg srcはまだ.jpgを指している」という凡ミスが意外と多く、その場合は表示が壊れます。変換→HTML更新→動作確認の順序を徹底しましょう。
WebPはすべての画像編集ソフトで開けるわけではありません。共有先が画像をダウンロードして編集する用途がある場合は、WebPのほかにJPEG版も提供するか、「編集用はJPEGを別途送付する」と一言添えましょう。単純な表示用途ならWebP一択で問題ありません。
よくある質問
AIが生成したHTMLの画像をすべてWebPに変換したいのですが、一括でできるツールはありますか?
macOSではCommand Line Tools経由でcwebpコマンドが使えます。Windowsではsquooshの一括変換やXnConvertが便利です。変換後はHTMLのsrc属性をテキストエディタで一括置換してファイル名を更新してください。
WebPに変換すると画像の透明度(透過)は保持されますか?
WebPは透過(アルファチャンネル)に対応しています。PNGの透過画像をWebPの可逆圧縮モードで変換すれば透明度が保持されます。Squooshで変換する際は「Lossless」オプションを有効にしてください。
pictureタグを使わず全部WebPにした場合、古いブラウザでは画像が表示されませんか?
Safari 13以前やIE11では表示されません。現在のChrome・Firefox・Edge・Safari 14以降では問題ありません。共有先の環境が不明な場合は念のためpictureタグで.jpgをフォールバックとして用意することをお勧めします。