セキュリティ

NDA(秘密保持契約)下でHTMLを共有するときの注意

受発注やパートナー連携では、NDAを結んだうえで未公開のデザインや仕様を共有する場面があります。便利なURL共有も、相手や期間を管理しないとNDAの趣旨に反しかねません。この記事ではNDA下でHTMLを共有する際の注意を整理します。

NDAとは何を約束するものか

NDA(Non-Disclosure Agreement、秘密保持契約)は、業務上知り得た秘密情報を、定めた目的以外に使わず、許可なく第三者に開示しないことを取り決める契約です。受発注やコンペ、共同開発の前段でよく結ばれます。

重要なのは「誰に開示してよいか」「どの目的に使ってよいか」が契約で限定される点です。HTMLやモックの共有も例外ではなく、契約で許された範囲を超えて見せると、たとえ便利だからという理由でも問題になり得ます。

URL共有に潜む落とし穴

「URLを知っている人だけが見られる」共有は手軽ですが、URLそのものは転送できてしまいます。チャットやメールで気軽に共有されると、契約外の相手に届く可能性があります。

また、確認用のURLが残り続けると、契約期間を過ぎても秘密情報がアクセス可能な状態で放置されかねません。NDA下では「いつまで」「誰に」見せるかを意識的に管理する必要があります。

よくあるNG例と安全な直し方

NDA(秘密保持契約)下でHTMLを共有するときの注意では、「検索に出さない」と「見られないようにする」を混同しないことが重要です。noindexやrobots.txtは検索エンジンへの指示であり、アクセス制限そのものではありません。

安全に共有するには、誰に見られると困るかを先に決め、URL共有だけで足りるのか、認証や期限が必要なのかを選びます。共有相手と機密度が決まったら、URLのみ・パスワード・メール認証・会社ドメイン認証のどれで渡すかを選びます。

  • NG: 機密情報入りHTMLを認証なしURLで共有し、noindexだけで安心する
  • OK: パスワード・メール認証・会社ドメイン認証で閲覧者を絞る
  • NG: テスト用APIキーや社内URLをHTML内に残したまま渡す
  • OK: 公開前に外部送信先、秘密情報、フォーム送信先を確認する

NDA下の共有で守りたい原則

契約の趣旨を共有運用に落とし込むと、いくつかの原則が見えてきます。次のポイントを押さえておくと安心です。

  • 閲覧できる相手を、契約で許された関係者に限定する
  • URLだけに頼らず、本人確認できる認証を併用する
  • 共有期間を区切り、不要になったら閲覧できなくする
  • 誰がいつ見たかを記録し、開示範囲を後から説明できるようにする
  • 検索結果に出ない設定にしつつ、それを唯一の防御にしない

安全に共有するための手順

原則を実際の作業に落とすと、次のような流れになります。共有のたびにこの手順をなぞると、抜け漏れを防げます。

  1. 共有するHTMLにトラッカーや不要な外部送信が残っていないか点検する
  2. 閲覧方法をパスワードやメール認証など本人確認できる方式に設定する
  3. 契約期間や検討期間に合わせて公開期限を設定する
  4. 限定した相手にだけURLと、必要なら認証情報を別経路で伝える
  5. 案件終了後は公開を止め、閲覧ログを確認・保管する

ギガサイト便での実務的な運用

ギガサイト便はHTMLをドロップして即共有でき、URLのみ・パスワード・メール認証・会社ドメイン認証から閲覧方法を選べます。NDA下では、相手を確認できるメール認証や、相手企業の社員に限定できる会社ドメイン認証が役立ちます。

公開期限を設定すれば、契約や検討の期間に合わせて自動的に閲覧を打ち切れ、古い確認用URLが残りません。誰がいつ見たかのアクセスログにも対応しているので、開示範囲を記録として残せます。一時公開ページにはnoindexが付き検索結果には出ませんが、これはアクセス制御ではないため、関係者以外に見せたくない情報では必ず認証を併用してください。修正版は同じURLのまま差し替えられるので、リンクを送り直さずに更新できます。

よくある質問

URLを知っている人だけに見せるなら認証は不要ですか?

NDA下では不十分です。URLは転送される恐れがあり、契約外の相手に届く可能性があります。パスワードやメール認証など本人確認できる方式を併用し、見せる相手を確実に絞ることをおすすめします。

noindexにしておけば秘密は守れますか?

守れません。noindexは検索結果に出さないための指定で、アクセスを制御する仕組みではありません。URLを知っていれば見られてしまうため、機密情報には認証と公開期限を必ず組み合わせてください。

案件が終わった後のURLはどうすべきですか?

閲覧できない状態にするのが望ましいです。確認用URLを残し続けると、契約期間後も秘密情報にアクセスできてしまいます。公開期限を設定しておけば、期限切れで自動的に閲覧できなくなります。

誰が見たかを記録しておく意味はありますか?

あります。NDA下では開示範囲を後から説明できることが重要です。アクセスログがあれば、いつ誰が閲覧したかを把握でき、万一の問い合わせや監査の際に開示状況を示す材料になります。

noindexを設定すれば認証は不要ですか?

不要ではありません。noindexは検索結果への表示を抑えるための指定で、URLを知っている人の閲覧を止める仕組みではありません。閲覧者を制限したい場合は認証が必要です。

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