スタイルガイドは正本を一つに保つことが肝心
デザインシステムは、カラーパレットやタイポグラフィ、コンポーネントの使い方を言語化した規定集です。これがチームの間でばらつくと、同じ画面でも担当者ごとに余白や色味が微妙に食い違い、ブランドの一貫性が崩れていきます。
PDFやスクリーンショットで配ると、更新のたびに古い版が手元に残り、どれが最新か分からなくなります。HTMLで作ったスタイルガイドをURLで配り、全員が同じページを見る状態にすれば、版の取り違えそのものをなくせます。
実際の配色見本やフォント表示をブラウザ上でそのまま確認できる点もHTMLの強みです。コードスニペットや実装例を載せておけば、デザイナーとエンジニアが同じ定義を参照しながら作業できます。
社内限定で配るなら会社ドメイン認証
デザインシステムには未公開のブランド方針や今後のリブランド計画が含まれることがあり、社外には出したくない情報です。誰でも開けるURLでは管理が難しく、退職者や外部の目に触れるリスクが残ります。
会社ドメイン認証を使えば、自社のメールドメインを持つ社員だけが閲覧できるように絞れます。社員が一人ずつパスワードを覚える必要がなく、組織のメンバー全体に配るスタイルガイドに向いた方式です。
一部のパートナーや外部委託先にも見せたい場合は、相手のメールアドレスにワンタイムコードを送るメール認証を選ぶと、必要な相手だけに閲覧を許可できます。用途に応じて認証方式を選び分けるとよいでしょう。
共有前チェックリスト
デザインシステム・スタイルガイドHTMLを共有は、共有する中身によって確認観点が変わります。見た目、操作、個人情報、外部送信、スマホ表示のどれが重要かを先に決めてからURL化します。
チェックリスト化しておくと、毎回同じ品質で共有できます。手順が決まったら、HTML/ZIPをアップロードして共有URLを発行し、相手に確認してほしい観点と期限を添えて送ります。
- 見た目: PC/スマホ、余白、画像、フォント、折り返しを確認する
- 操作: ボタン、リンク、フォーム、遷移先を確認する
- 情報: 顧客名、社内URL、価格、未公開文言が残っていないか見る
- 共有: 認証、期限、差し替え、レビュー依頼文をセットで決める
デザインシステムHTMLを会社ドメイン認証で配る手順
スタイルガイドはCSSや画像、サンプルフォントを含むことが多いので、関連ファイルをまとめてZIPにして渡すと崩れずに表示できます。ギガサイト便ならZIPをドロップするだけで、その場で共有URLが発行されます。
- スタイルガイドのHTMLとCSS・画像をまとめてZIPにする
- ギガサイト便のトップページにそのZIPをドロップする
- 認証方式で会社ドメイン認証を選び、自社のメールドメインを指定する
- 覚えやすいカスタムスラッグに変更してURLを整える
- 発行されたURLを社内ポータルやチャットで周知する
規定の更新を同じURLで反映する
デザインシステムは固定ではなく、新色の追加やコンポーネントの改訂で育てていくものです。更新のたびにURLが変わると、社内ドキュメントやブックマークのリンクを直して回ることになります。
ギガサイト便は同じURLのままファイルを差し替えられるので、改訂版をアップロードし直すだけで全員に最新の規定が届きます。覚えやすいカスタムスラッグを設定しておけば、社内で「デザインの正本はあのURL」と定着させやすくなります。
閲覧状況を把握して浸透度を測る
アクセスログで誰がいつ見たかを確認できるため、スタイルガイドがどの程度参照されているかの目安になります。更新を周知したあとに閲覧が伸びているかを見れば、改訂が届いているかを判断できます。
オフィスの掲示やオンボーディング資料にQRコードを載せておけば、新しく入ったメンバーがすぐに正本へたどり着けます。本番のブランドサイトとは切り分けた、社内向けの確認・参照に向いた使い方です。
よくある質問
会社ドメイン認証はどういう仕組みですか
自社のメールドメインを指定すると、そのドメインのメールアドレスを持つ人だけが閲覧できるように絞れる認証方式です。社員一人ずつにパスワードを配る必要がなく、組織全体に配るスタイルガイドに向いています。
CSSや画像が多いスタイルガイドでも崩れずに共有できますか
はい。CSSやJavaScript、画像を含むZIPをそのままドロップすれば、関連ファイルごと公開され、レイアウトを保ったまま表示できます。
規定を更新したらURLは変わりますか
いいえ。同じURLのままファイルを差し替えられるため、改訂版をアップロードし直すだけで社内全員に最新版が届きます。カスタムスラッグを設定しておけば正本のURLを覚えてもらいやすくなります。
外部の委託先にも一部だけ見せられますか
メール認証を選べば、指定した相手のメールアドレスにワンタイムコードを送って閲覧を許可できます。社内は会社ドメイン認証、外部はメール認証と、用途で使い分けると管理しやすくなります。
改善後の記事では何を確認できますか?
共有前の確認点、認証と期限の考え方、差し替えやレビュー回収の流れを、実務でそのまま使える形で確認できます。